ジャングルジムに上った状態で、横に移動する遊びをしました。
少し間が空いている部分があり、そこを地面に降りないで「横に移動できる?」と聞いたところ、「それ無理!」と言っていました。
ここで選択肢が分かれます。
A「そうか、難しいよね。危ないし、降りようか」
B「大丈夫だよ。教えるから一緒にやってみよう!」
どちらが正解かではなく、この子の実態を踏まえ、一歩頑張ればできるという成功体験を積むためにはどちらが適当かという基準で選ぶべきです。
今回はBでした。
「ここに手を置いてみて」、「次足を寄せる」「左手をここに動かして」というように、やりながら教えていきます。
すごく真剣なまなざしで、集中しています。
全身に力を入れながら、がんばっています。
そして、、、
下に降りずに移動できました。
「おおおお! できた! おめでとう!」
次々に、移動していきます。
「すごいなあ、もうスイスイじゃん。かっこいいわ~」
彼からひと言
「俺、もうできるし!」
児童発達支援・放課後等デイサービス まなびや 施設長 1983年八王子市生まれ。一小、五中、館高校卒業。 地元八王子市において、発達障がいをかかえて困っている子どもたちに適切な療育を提供することを通して、自立して生きていく力と自尊感情を高め、「生きてきてよかったなあ」という喜びを感じてほしいと思い、まなびやを創業。